よう実2年生編7巻感想&考察!!!!

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とうとうよう実の最新刊が発売され、早速読了したので感想や伏線の考察を書こうと思います。

前回の2年生編6巻が繋ぎのような巻で、大きな動きがなかったこともあって今巻では面白さが大爆発していた印象。

私の中では2年生編5巻には及ばないものの、これまでの巻の中でも面白さでは相当上位に来ると思いました。

前置きはこれくらいにして、早速考察に入っていきましょう!

今巻は伏線の回収や新たな伏線などが多すぎるので、ガンガンそれぞれについての考察を加えていきます。

ちなみに私はアニメイトで軽井沢のアクリルプレート付き限定版を購入しました。

特典については以下の記事でまとめておりますのでよければ御覧ください。

この記事は「ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻」のネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

文化祭について

今回のメインであった文化祭。

まず何よりの注目ポイントは龍園クラスと堀北クラスの2転3転した協力関係でした。

ここは前巻の伏線が回収されましたね。最初読んでいったときに前巻で綾小路、堀北、龍園、葛城の4人で話していたのはただ単に文化祭でも協力するという取り付けだけなのかと思い、ちょっと物足りないなーと感じていたらまさかの展開でした。

こうした2クラスでの対立関係の構図を作ったり、そもそものメイド喫茶の運営についてもそうですが、ホワイトルームでは経営に関する教育も行われているのでしょうか?

最後の茶柱先生の参戦は激アツでしたね。巻頭のカラーイラストは本編とは関係ないご褒美イラストかと思っていたらまさかの本当にメイドになるという。

一応文化祭の結果を主要クラスについて振り返っておきましょう。

  • 1位 :堀北クラス (2年Bクラス) +100クラスポイント
  • 2位 :龍園クラス (2年Cクラス) +100クラスポイント
  • 4位 :坂柳クラス (2年Aクラス) +100クラスポイント
  • 7位 :一之瀬クラス(2年Dクラス) +50クラスポイント
  • 11位:南雲クラス (3年Aクラス)
  • 12位:宝泉クラス (1年Dクラス)

いやあ2年生が強いですねぇ。

坂柳は宝泉と組んだ説が文中で語られていましたが、だとするならば宝泉がその選択を取った理由が気になります。

少なくとも1年の他クラスは全く意に介さず、龍園や綾小路にも敵対的な宝泉が坂柳とは協力できる何かがあると見たのか・・・

  • 坂柳→無人島試験終了後に龍園と何らかの契約を交わし、学年末試験での対決も控えている
  • 宝泉→入学前から龍園のことを知っており、入学後も当初から龍園を敵と見定め、無人島では派手な喧嘩に

このように両者は龍園と因縁を持つ2人であり、対龍園を意識した協力関係という線も考えられたのですが、体育祭のときに坂柳が堀北クラスの方を危険視しているといった趣旨の発言をしていることから、この説は少し弱い気もしています。

これも今後が気になる伏線ですね。

そして「俺は龍園のこと分かってるze♪」感を出してイキってた橋本くんダサすぎでしたね。(笑)

波瑠加&明人

これは本当に意外でした。

ここでは愛里が残した物についての伏線が回収されました。

正直なところ波瑠加と明人との関係修復は不可能と思っていたのでこの展開は嬉しかったです。

綾小路の想定的に堀北クラスは「どんな相手にも絶対に勝てると思えるクラス」になっているはずなので、波瑠加と明人の離脱はそもそもあり得なかったわけですが、それでもどうにもならないんじゃないかと思わせるほどの雰囲気が波瑠加にはありました。

ですがさすがは衣笠先生、完璧にまとめてしまいましたね。

そして、こうなると不憫でならないのが山内です。愛里は退学後の様子が語られ、それも在学時からさらに成長しているという事実も判明しました。

それに対して山内は退学後から何ら語られることもなく・・・まあ退学の経緯が愛里と山内では真逆なので無理もないかもしれませんが。

敗者復活。負けたところから新しくスタートを切る存在もいるということ。

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

山内、待ってるぞ。

神崎&姫野

一之瀬クラス再起の兆しということで、神崎と姫野がクラスを変えたいと思う仲間を探す旅に出ることになりました。

崩壊に向けてのカウントダウンがこちらの予想よりも早く進んでしまっている。

それを避けるために必要な処置を施さなければならない。

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

上記の理由によって綾小路が動き出したわけですが、私的には動くのが想像より早いという印象。

この2年生の1年間でどん底に落ちた一之瀬クラスに3年から綾小路が入ることで一気に大復活!

という流れなのかと思っていましたが、何だか2年生の間に復活してしまいそうな雰囲気が出てきました。

このまま一之瀬クラスが綾小路の手で変革され、圧倒的な勢いの堀北クラスを2年生時の学年末試験で倒し、全クラスが万全となった状態で3年生編に突入!

こんな流れになるかもしれないですね。

いずれにせいよこれから一之瀬クラスのメンバーも色々登場してくると思われるので今後が楽しみです。

ひより

見出し一個を作ってまで語る意味はあるのかとも思いましたが、私の最推しでもありますし、ひよりについても少し触れておきましょう。

ひより関連の話はわずか3ページのみでしたが、それでもイラストがあるというトンデモ優遇っぷりでした。

伏線らしきものは2つ

・何らかの理由で最近は図書室には行っていなかった

・なぜか口元を隠している

もしかしたらとらのあな特典のSSでこれらの理由は語られていたのかもしれませんね。

私は持っていないので勝手な想像ですが、いよいよひよりが綾小路に対する好意を自覚し始めたのかなーと。

自らの気持ちに整理がつくまで綾小路との接触を控えているとかだったら・・・可愛すぎるだろぉぉぉぉ!!!

南雲

今巻のメインの一つ。

これまで南雲との対決を避け続けてきた綾小路がついに南雲との対決を望むという激アツ展開。

去年までのオレだったなら、南雲の行動をこのまま見守っただろう。
「少しだけ南雲生徒会長に興味が出てきましたよ」

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

そして南雲との直接の対話シーンは良かったですねぇ。

各シーンにおける南雲の心理描写を多く取り入れることで状況の想像がしやすい上に話に緊迫感が生まれていました。

こうした書き方は「魔法科高校の劣等生」シリーズの佐島勤先生がとても上手い印象でしたが、衣笠先生もさすがの面白さでした。

肝心の対決内容について明言はされませんでしたが、南雲と綾小路のセリフから多少の予想はできると思います。

「既に南雲生徒会長にも状況は見えているはずです。日々傍で彼女のことは観察していますよね。だったら詳細を把握していないはずがない」

「なるほどな。俺はあの時おまえに揺さぶりをかけるつもりだったが、動揺するどころかそれを逆に利用しようってのか」

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

ここのやり取りがポイント。

「揺さぶりをかけるつもりだった」というのはほぼ間違いなく南雲が一之瀬の告白を邪魔したシーンのことでしょう。

となれば綾小路のいう「彼女」とは一之瀬であると推察できます。

南雲と一之瀬は共に生徒会メンバーなので、「日々傍で観察している」というセリフにも合点がいきます。

ただ南雲が「日々傍で観察している彼女」というのはもう一人いるんですよね。

そう、同じく生徒会役員である堀北です。

ここで私の予想をまとめてみます。

考察
  • 学年の違う南雲と綾小路で直接対決は難しい↓
  • 南雲と綾小路が裏から掘北&一之瀬を操り代理戦争のようなものを行う
  • 舞台は学年末特別試験か生徒会長選挙

対決時期は学年末特別試験での対決が濃厚ではあります。

順当に行けば綾小路が裏から操る堀北クラスVS南雲が操る一之瀬クラスの構図になると思います。

ですがそれだと綾小路が有利すぎる気もしますし、逆の展開もあるのかな~とも思ったり。

そして学年末特別試験だと南雲の卒業直前になってしまうので、私の本命予想は生徒会長選挙のタイミングです。

現在の2年生の生徒会役員は堀北と一之瀬の2人なので、今後生徒会長になるならこの2人のどちらかでしょう。

そして2人の実力に大きな差は無いと思われるので、おそらく選挙による投票で新生徒会長が決定することになると思います。

その選挙戦に南雲と綾小路が介入、お互いにどちらかを支援し、選挙の結果によって決着とする、という予想です。

前年と前々年の生徒会長は堀北学と南雲が強すぎて信任投票になっていたでしょうから、新たなイベントとして生徒会長選挙が来るのは南雲との対決云々の話を抜きにしても十分在りうると思います。

八神&天沢

こちらもメインの内容。

2年生編開始時から散々に暴れ続けてきた八神がとうとう退学になりました。

さすがにウザかったので消えてくれて良かったと思うと同時に、あまりにアッサリと退学に追い込まれたことに驚きました。

綾小路の強さを示すという意味ではこのアッサリとした退場は非常に効果的ではありますが・・・

火遊びのしすぎで自滅したというのはいかにも八神らしくて良かったですね。

というか2年生編最初の櫛田との絡みから、1年Cクラスの生徒の退学、無人島での暴力事件などなど、火遊びの伏線をかなり早い段階から随所に散りばめながらここまで持ってきたのが凄すぎる・・・

そして今後の考察を少し

考察

衣笠先生的には最終的に綾小路と対峙するのはホワイトルーム生ではなく一般の生徒であると想定しているのでしょうね。

ホワイトルーム生だった八神、天沢、綾小路は高度育成高等学校においてはある意味部外者というか、あまりに特殊すぎて学校の教育方針から外れた存在でしょう。

高度育成高等学校での生活を経て実力をつけた生徒たちが彼らホワイトルーム生を打ち倒すことで、真の意味での「実力至上主義の教室」というタイトルの意味が伏線として回収されることになると思います。

今回の八神の退学は綾小路という存在がいかにホワイトルーム出身者の中でも図抜けた存在であるかということを示し

最終的なラスボスとしての格を上げるための一幕だったということだと思います。

今後は南雲との勝負を皮切りに、龍園や坂柳、あるいは宝泉などとの対決が描かれていくことになりそう。

そして最後に堀北クラスと決戦することになるのでしょうか?

いやー楽しみすぎるぅぅぅ!!!

あと天沢は退学じゃないよね・・・信じてるよ・・・・

謎の男

最終章で今回の八神退学騒動を動かしていたのが「謎の男(電話の人物)」であることが判明しました。

それも含めて今巻で判明したことをまとめてみましょう。

謎の男
  • 椿&宇都宮は1年Cクラスの生徒の退学事件が原因でこの男と通じていた
  • 謎の男は暴れまわっている八神を綾小路に退治してもらうために綾小路に接触、焚き付けていた
  • 謎の男は1年生である可能性が高い

以上が今巻で判明した事実ですかね。

重要なのは3つ目で、謎の男の以下のセリフ

「言葉通りだ。俺は俺で学校生活を楽しませてもらう。1年と2年でぶつかり合うことがない限りおまえとの関係はここまでにしよう」

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

からわかります。

この男はこれまで「学生のような声である」といった表現で濁されていたので、高度育成高等学校の生徒、それも1年生であることが確定したのは大きな前進でした。

この謎の男が「石上京」であることはこれでほぼ確定したと言ってもいいでしょう。

上記のセリフを見る限り今後1年生と2年生でぶつかり合うことになりそう。

その時にこの人物の情報も明かされることになりそうですね。

毎回ですが、この人物についてはあまりに情報がないので考察はなしで。

今後の展開を予想

巻数のナンバリングが1年生のときと同じであるならば、次の巻は7.5巻となり、冬休みに入るはずです。

ですが今巻の文化祭が11/13の開催だったので、まだ冬休みが始まるには1ヶ月半ほどあります。

1年生時の7巻(龍園との対決)は2学期終了の日であったことも考えると、おそらく次の巻は7.5巻ではなく8巻が来ると私は考えています。

そして次の巻ではようやく修学旅行が描かれるのではないでしょうか?

  • 修学旅行は4泊程度
  • 前半は修学旅行先で特別試験
  • 後半はそのまま冬休みに入り完全に自由な時間(8.5巻?)

この流れが一番しっくりきますね。

南雲との直接対決はその後描かれるのではないかと。

ただ考察で示した生徒会長選挙による決着となるならもうやらないとおかしいはずなので、やはり3学期以降のどこかの特別試験による決着が濃厚でしょうか?

どんな展開になるにせよ次の巻もとても楽しみですねぇ!!!

今回はこのあたりで

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