よう実2年生編9.5巻感想

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こんにちは!オタク大学生紅葉です!

4ヶ月に1回、待望のよう実がやってまいりました。

今巻は上の通り表紙イラストがあまりにも神すぎるので、特に楽しみだった気がします。

そして今巻を読んでの感想を一言で表すと「3学期前、最後の安寧」といった感じでしょうか。

衣笠先生も予告していた通り、3学期、特に学年末特別試験は相当にエグい展開になりそうなので、今巻はその嵐の前の静けさといった雰囲気を感じました。

それでは早速本編に入りましょう。

特典情報については以下のように毎巻まとめていますので、次巻以降の特典情報もよければ見に来てください。

この記事は「ようこそ実力至上主義の教室へ0巻」のネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

先生たち&鬼龍院先輩

真嶋先生&坂上先生

今回は久しぶりに2年生の担任組が勢ぞろいしましたね。

真嶋先生はどうしちゃったんですかねぇ。

茶柱先生がメイドコスしてたり明るくなっているのに感化されておかしくなってしまったのでしょうか。

坂上先生は綾小路の実力に気付いた的なことを言っていましたが、そもそも彼は1年生時の学年末特別試験で坂柳との一騎打ちをガッツリ見ています。

それで綾小路が実力を隠していることに気付かなければもはや教師失格のレベルな気が。

もう一つ「嫌悪感を抱くような態度が無くなった」とも言及されていましたが、こちらの理由は不明です。

無人島試験まではそうでも無かったと綾小路が言っているので、それ以降できっかけとなりそうな出来事というと・・・満場一致特別試験でしょうか。

あの試験で葛城がこのクラスでAクラスを目指したいといったことを言っていたので、坂上先生も同じような感情を抱いて棘が取れていったというのが現実的かなぁ。

鬼龍院先輩のあれこれ

鬼龍院先輩は相変わらず留年したくて仕方がないご様子。

ですが家庭事情や高度育成高等学校における立ち位置なども含めて、実は高円寺より綾小路に近いタイプだというのは面白いですね。

ホワイトルームに関わっているような家では無さそうですが、今後鬼龍院先輩の実家についての話は出てきそうな流れでした。

また、鬼龍院先輩の自身の振り返りを見ていると、彼女の学校生活は堀北学と対称的なように感じました。

鬼龍院先輩
  • 周りからの期待や要望には一切応えなかった
  • 3年間穏やかに生活することだけを望んできた
  • 最終的に自らの学校生活に悔いを残している
堀北学
  • 常に周囲の期待や希望に応え続けてきた
  • 3年間何を成したか、何を成しえたか、ということを考えていた
  • 常に先頭を歩き続けたと確信している(後悔はない?)

そして綾小路は堀北学から、「この学校に何か残せばいい」と言われ、鬼龍院先輩から「何もしてこなかったことを後悔している」と告げられた。

全く異なる2人の先輩から同じような方向性のことを言われた綾小路は今後3学期、3年生で一体どのような結果を残すのか・・・いやー楽しみですねぇ!!

一之瀬&白波

白波ちゃん久しぶりの登場でしたがしっかりとイラスト付きでしたね。

惚れた女は怖いと言いますが、綾小路に詰めるところは中々グサグサ来ました。

ですが当の一之瀬は完全に綾小路にゾッコンなので、白波ちゃんの懸念通りに進んでいるのが悲しいところ。

一之瀬は今巻も「打算的」爆発で非常に良かった。

これまでの(明確に綾小路に好意を寄せていた)ヒロインの中で、ここまでグイグイ行くキャラは居なかったので、とても見ていて新鮮です。

そして何も知らずに一之瀬と写真を撮れてホクホクな宝泉くん・・・案外可愛いとこあるじゃないですか。

堀北クラス組

堀北クラスの一部メンバーが、綾小路の正体について考える会をやっていました。

その中身については特に語ることはなく、個人的に気になったのは橋本が盗み聞きしていたことです。

橋本は偶然だと言っていましたが、本文中にも書いていた通りまさかそんなことは無いハズ。

どこかで情報を入手していたと思われます。

そしてこの会議はおそらく参加したメンバーしかその存在を知らないため、情報提供は参加した8人の誰かから、ということになるでしょう。

となると誰なのか・・・少し考えてみましょう。

まず1番に考えられるのは発案者の前園です。

終始綾小路を警戒するような論調でしたし、かなり怪しいです。

ですが仮に前園がスパイだとするととても疑問が残るんですよね。

そこでスパイに求められる要素について具体的に考えると次の2つ条件が必要になります。

  • クラス内でそれなりの地位があり、かつ頭脳的に優秀
  • 橋本側が相手にスパイをさせられる理由や証拠が必要

この2つについて詳しく見てみましょう

スパイ本人の能力

これは絶対に必須です。

スパイとして立ち回る以上まずはクラス内でそこそこの地位を持っている必要があります。

でなければ情報収集や意見誘導などをすることが難しいからですね。

そしてそれらの様々なスパイ活動をするなら絶対的に悪知恵的な意味での頭の良さも必須です。

前巻で龍園クラスのスパイだと明かされた金田はこの条件を問題なく満たしています。

橋本側からの接触材料の必要性

ちょっと表現が難しいですが、スパイ活動をさせるならまず交渉材料が必要です。

相手の弱みを握って無理矢理スパイに仕立て上げるか、あるいは交換条件を提示するなど。

金田の場合は橋本と金田の双方にメリットがあって手を組んでいる様子なので後者になります。

橋本が堀北クラスの誰かをスパイとして利用するなら、その相手に対してスパイ活動というリスクの高い行動をしなければならない状況に追い込むか、したいと思わせる何かを提示する必要があるということです。

以上の2つの理由を前園が満たしているかと考えると・・・満たしていない気がします。

まず裏で何かをするということに長けているようには見えませんし、クラスでの発言力は高そうですが、嫌われていた過去を考えるとスパイ活動をするには向いていないように見えます。

また橋本からも前園に対する接触材料が見当たりません。

弱みを何か握っていたのなら分かりませんが、少なくとも交換条件では橋本が前園と組むメリットは薄いように見えます。

さらに前園は綾小路の本性を恐れ、彼がクラスのリーダーになることを恐れていた。

そして上昇する堀北クラスの中でも最も危険な存在と位置づけている綾小路を橋本は引き抜きたいと考えている・・

この利害の一致によって2人が繋がったと最初は考えましたが、これもちょっと弱い気がしました。

というのも橋本は最初は綾小路が満場一致特別試験で見せた立ち回りについては知らなかったからですね。

もし初めから知っていれば、綾小路を恐れているという点に付け込んで前園を味方に引き入れることができたかもしれません。

しかしその情報がない以上橋本的には前園に対して有効な接触材料が無いので、前園はスパイではないように思います。

では他にスパイとして考えられるのは、まずは賢さ的には松下、みーちゃん、あるいはギリ須藤あたりでしょうか。

ただみーちゃんと須藤はクラスに好きな人がいること、そもそも性格的にも裏切ることは無さそう。

1番可能性がありそうなのが松下で、彼女も最終的にAクラスにいることを望んでいますが、それは堀北クラスをAに引き上げることで達成されれば良いと考えているのでスパイではない?

また議論の中における論調でも綾小路をクラスのリーダーに据えるべきと考えていることからも、最も橋本の意見を汲まない存在だと言えます。

じゃあ結局誰やねんって話になりますが自分にもよく分からなくなってきました。

現状は前園が最も怪しいですがスパイと断定できる証拠はありません。

今後前園の独白とかが来ればそこで明かされそうですけどね。

というかこれだけ出てるのでそろそろ前園さんのイラスト下さいお願いしますぅ。

坂柳クラス

坂柳の告白!

今巻は坂柳の可愛さ大爆発巻でした。

まさか告白するとは・・・うおおお俺の有栖がぁぁぁ

真田とかいう訳分からん奴が出てきましたが、アイツと付き合ってますとかじゃなくて本当に良かった・・・

真田が急に坂柳さんとどういう関係なんですか?とか言い出したときには何やコイツってなりましたからね。

坂柳については告白後のこの文章がゾクッと来ましたね。

綾小路の計画は具体的に分かっている。

3年生の時点で思い描く構図。

このまま彼の望む通りに進ませてしまっては、面白くない。

なら、それを乱すにはどうすればいいのか、既に答えは出ている。

邪魔をしたい。

困る顔が見たい。

自らの計算が及ばぬ領域があることを突きつけたい。

感情を引き出し、その上で彼を壊したい。愛したい。

「残念ですね。あなたの計画は、夏の無人島試験の時から狂い始めてるんです」

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9.5巻

壊したいとかガッツリ言っちゃってますからね。

一之瀬といいこの子たち言うことがいちいち怖いです。

これならまだ掘北や軽井沢の方が分かりやすいツンデレで付き合いやすそうに見えてしまう不思議。

そして何やかんや毎回言及されつつまだその詳細が明かされていない綾小路の計画

坂柳は既に分かっているとのことですが、実際にどのような計画なのか。

夏の無人島試験で狂い始めているとのことなので、綾小路が坂柳に借りを作ったことかと思いましたが、そう単純なことでは無いでしょう。

一之瀬が綾小路に告白することになったこと?でもそれは坂柳が直接関与しているわけでは無い・・・

これについてはちょっと現状では推測するのは難しそうですね。

他の坂柳クラスメンバー

今巻では神室、山村、森下と坂柳クラスの女の子3人のイラストがありましたね。

山村さんはどんどん綾小路と打ち解けていますね。

まさかこれからヒロインレースに参加なんてことは・・・

神室はイラストが出たのは久しぶりな気がしますが、こんなスレンダータイプでしたっけ。

イメージ的にはもっとムチムチした体だと思っていましたが。

これ以上語るとヤバいのでやめておきましょうか。

初登場の森下さんは一体何が目的なのか。

性格的に坂柳にポイント稼ぎするようには思えませんが、本当に独断でやっているのでしょうか。

イラストが出たということは今後も登場する可能性は高いので注目ですね。

ひよりが久しぶりの登場

ひよりは本当に久しぶりの登場でした。

最近ひよりの出番が無さすぎて坂柳に浮気しかけてましたが、やっぱりひよりが1番可愛いですわ。

ただ恐ろしいのがこれ、ひより退学フラグ立ってますよね。

一緒に卒業しましょうね。(フラグ)

あー怖い。山内が地獄から手招きしてるのが見える見える。

しかも今巻で橋本、神室、鬼頭の幹部組にひよりがOAAだけでない戦略的な一面をもつ存在であることが明らかとなりました。

今後は間違いなく坂柳クラスの攻撃ターゲットの中に入ってくるでしょう。

まさか学年末特別試験で退学・・・なんてことは無いと信じたいですが。

あとひよりと綾小路が仲良くしていることに嫉妬する平田おもろすぎないか?

言ってること完全に彼氏の浮気を問い詰める彼女で笑いました。

退学フラグ立ちすぎ問題

ひよりだけでなく他のキャラにも退学フラグ立ちまくっているのが怖いです。

例えば今巻の佐藤なんかはもう退学の匂いがぷんぷんしてますよね。

仮に佐藤が退学などの事態に陥っても、オレがその後恵を守り続けるかどうかどうかを確認する術はない。約束を反故にしたところで恨みようもない。

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9.5巻

約束を反故にする気満々ですやんあんた・・・

しかもその後に人を操ることが楽しいとかの爆弾発言かましてるし・・・

前巻を読んだ時に網倉や渡辺もちょっと怪しい気がしてるんですよね。

山村さんもどこかで龍園に消されそうな雰囲気してるし。

3学期編が楽しみであると同時に怖くなってきます。

今後の展開はどうなる

次の10巻からは3学期に入るわけですが、現状は特別試験は3つは開催されると見て良いでしょう。

次の3つですね。

今後実施されるであろう特別試験
  • 3学期始めに行われる退学者の出る可能性がある特別試験
  • 3学年合同の特別試験(去年の合宿試験)
  • 学年末特別試験

3学年合同の特別試験については、去年桐山副会長から「例年3学期から1年生は他学年とも戦うようになる」といったことを言っていました。

その最初が合宿試験だったわけですが、今年度の1年生は既に無人島試験でやり合っているので、今巻ではよりハードな試験が実施される可能性が高そうです。

おそらくどの試験でも退学者が出てもおかしくないと思います。

そうでなければ衣笠先生が「3学期は少々過酷な展開になる」なんてわざわざ言わないでしょうからね。

特に満場一致特別試験があったとはいえ、現状の2年生はまだ人数が多いと思われるので、クラス内投票のような試験をまた実施しないためにも学校側が生徒の人数を削りに来る可能性はあります。

また3学期は去年より短くなりそうとのことなので、この3試験がそれぞれ10,11,12巻になると考えると8-11の4巻構成だった1年生時の3学期より少なくなりますね。

一体どのような特別試験になるのか、楽しみですねぇ!

まとめ

「ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9.5巻」の感想をまとめました。

嵐の前の静けさ、という言葉が最も合う巻でしたね。

エグい展開が続くであろう3学期に向けて、今のうちに英気を養っておかねば・・・

今回は以上です。

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