こんにちは!オタク大学生紅葉です!
ブログはアウトプットの場ということで、電気電子系学科に在学する私が(ここ重要)興味を持ったIT関連の話題やトレンドについて簡単にまとめるというシリーズ?をやっていこうと思います(続くかは分かりませんが)
今回は第1回ということで定番のGAFAMについて語ってみましたので良ければ最後まで読んでみてください。
調査をして書いていますが、もしかすると不正確な部分があるかもしれません。
あまり信用せずエンタメのようなものと思って読んでいただければと思います。
GAFAMとは、その概要
こんなことは今更言うまでも無いかもしれませんが、GAFAMとは下記に示す5つの企業の頭文字を取った造語です。
- Apple
- Facebook(現在はMeta)
- Amazon
- Microsoft
Microsoftを外してGAFAとしたり、あるいは最近急成長中のNetflixを加えてGANFAM、あるいはFAANGなどとすることもあります。
ちなみに海外ではこのような略称が使われることはほぼ無く、「Tech Giants」や「Big Tech」などと呼ばれているそう。(絶対GAFAとか言い出したの関西人)
これらの企業はアメリカ、ひいては世界で最も規模が大きく、世界中に強い影響力を持つ巨大IT企業達です。
IT企業であることがポイントで、企業規模で言えばGAFAMに匹敵する企業も過去現在において存在しますが、IT企業として世界をリードしてきたのはこの数社です。
その規模は凄まじく、日本企業では相手にならないレベルに達しています。
企業名 | 時価総額(単位:億ドル) |
Apple | 23242 |
Microsoft | 18559 |
Alphabet(Google) | 11452 |
Amazon | 9576 |
Meta(旧Facebook) | 4454 |
参考:トヨタ自動車(日本で時価総額トップ) | 1864 |
出典②:ろいでぃの経済的自由を求めて、世界株式時価総額ランキング(2022年12月末) トップ100は、アメリカ62社、中国13社、日本は1社のみ
GAFAMとトヨタの数値は少し時期が違うため厳密な比較ではありませんが、いかにGAFAMの規模が大きいかという点についてはお分かりいただけると思います。
またGAFAMは比較的新しい企業であることも特徴の一つでしょう。
例えばトヨタは1937年の創業ですが、GAFAMの中で最も古いMicrosoftですら1975年の創業であり、Metaに至っては2004年と21世紀に入ってからできた企業です。
もちろん彼らの主力領域たるインターネットが普及してきたのが1900年代後半なので当たり前といえば当たり前ですが、それでもその成長スピードには驚かされますね。
ここまででGAFAMの概要は掴めたと思うので、次章ではGAFAMの急成長の理由について考察しようと思います。
GAFAMが最強である理由
なぜGAFAMはこれほどまでに大きくなることができたのか、私が書籍等で情報を集めて導き出したキーワードは「ソフトウェアカンパニー」と「プラットフォーマー」の2つです。
横文字は苦手という方もなるべく詳しく説明するので頑張りましょう!
ソフトウェアカンパニー
「ソフトウェア」とはパソコンやスマホといった「ハードウェア」の中で動作する何かを指します。
分かりやすい例を挙げるならゲーム機でしょうか。
任天堂はハードウェアとソフトウェアどちらにも強い企業ですが、大体の企業はどちらかに主体を置いて開発していることが多いです。
日本は典型的なハードウェアに強い国であり、昔はハードウェア全盛の時代に国の後押しもあってNECや富士通などがパソコン業界でブイブイいわせていました。
ですがインターネットや個人用パソコンの広がりによって、それぞれの持つハードウェアの違いに左右されないソフトウェアが重要視されるようになってきました。
そこで台頭してきたのがGAFAMです。
彼らはWindows、iOSや検索エンジンとしてのGoogleといった世界中で使用される標準ソフトウェアを作ったことで、膨大な売上や情報を手中に収めました。
これがソフトウェアカンパニー、つまりGAFAMが今の世界で大きな力を持つ理由です。
より具体的かつ正確な内容は「2025年を制覇する破壊的企業」という本で詳しく書かれているので良ければ読んでみてください。
一見難しそうな実用書に見えますが、読んでみるととても読みやすいのでオススメです。
プラットフォーマー
プラットフォーマーとは、端的に言えば「多くの人や企業が集まる場所を提供する人」と言えます。
具体的な例を挙げると、皆さんはiPhoneでアプリをダウンロードする際には必ずApp Storeからダウンロードすると思います。
それはAppleがそのように決めているからであり、アプリ開発者にはApp Store上で公開するように義務付けることで、我々は欲しいアプリを簡単に探すことができます。
開発者側にとってもメリットがあり、独自にリリースしたのではその開発者や企業に知名度が無いと集客することは難しいです。
しかしApp Storeという利用者が非常に多い場所で公開できれば誰かの目に留まる可能性が高くなります。
このように人と人を結びつける場所を提供するのがプラットフォーマーです。
ではプラットフォーマーであることの利点とは何か。
それは手数料が得られることです。
例えばApp Storeでは開発者はAppleに対して売上の30%を支払う必要があります。(場合によって緩和)
また我々使用者もAppleに対して手数料を払っています。
代表的なのがサブスクで、有名な話ですがYouTube PremiumにiPhoneアプリから入会すると少し月額料金が高くなりますよね。
これはAppleに手数料が抜き取られているからです。
このように巨大なプラットフォーマーというのはぶっちゃけた話何もしなくてもお金が入ってくる状態になります。
もちろん開発や維持に費用はかかりますが、プラットフォームが存在する限り自社の知名度アップ、自社サービスへの顧客流入、安定した手数料収入などそれ以上に豊富なメリットが存在します。
世界中で利用されているGAFAMのプラットフォーム(App Store、Windows、Google Playストアなど)が知名度アップ→利用者増加→知名度アップの好循環を生み出し、それによって発生する莫大な収益が現在に至るまでの成長に繋がっているのだと考えられます。
GAFAMのこれから
ここ10年程に渡って世の栄華を極めてきたGAFAM各企業ですが、ここにきて逆風にさらされつつあります。
主な逆風は次の2つです。
- 世界中からGAFAMに対する規制が強化
- Web3.0の進展によってプラットフォーマーとしての地盤が脅かされつつある
順に見ていきましょう。
世界中からGAFAMに対する規制が強化
出る杭は打たれると言いますが、今のGAFAMはまさにその状態です。
世界中で税金逃れをしている、その買収は独占禁止法に違反する、個人情報を大量に収集して悪用しているんじゃないか、プラットフォームの手数料を取りすぎだ・・・etc
彼らに対する風当たりは日に日に強まるばかりです。
具体的な事例を挙げると次のようになります。
- 税金逃れ(例えば日本では事業を行う支社や支店が無い限り課税はできないため、Amazonは日本では物流拠点を置いているだけで事業はしていないと言い張って納税額を減らしていた)
- MicrosoftによるActivison Blizzardの買収は独占禁止法に違反すると指摘される
- Facebookが個人情報をアメリカ大統領選に使用したという疑惑でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏がアメリカ議会に呼び出される
- Epic GamesがApp Storeでの手数料は高額すぎると指摘し裁判に
GAFAM以外の企業や国家からの不満、不安の高まりがこうした事例を招いていると思われます。
企業からすればGAFAMの支配的な体制は気に食わないですし、国家からすればGAFAMはあまりに強大になりすぎたのです。
特に国家によるGAFAMへの警戒は凄まじく、アメリカやEUを中心にGAFAM規制の動きが広まっています。
もちろんあまりに大きすぎる力は暴走の可能性を孕むので良くありませんが、常に最先端のサービスを提供する彼らを規制するのはいかがなものかと思ってしまいます。
Web3.0の発展がどのような影響をもたらすのか
Web3.0という言葉はあまり聞き馴染みが無いかもしれませんが、端的に言うと「今まで大企業に集約されていた情報を個人が管理するようにしようという動き」のことです。
詳しくは別の記事で語ろうと思いますが、現在のインターネット世界では情報が大企業、特にGAFAMに集まるようになっています。
- Googleである商品を検索し、検索結果からAmazonのサイトに移動してその商品を購入した。
- Instagramでいいねを押したカフェに行き、Apple Payで支払った。
上記のようにGAFAMのサービスは私達の日常に深く根付いているため、私達の行動のほとんどに彼らのサービスが関わってきます。
GAFAMはそれらの情報を全て収集してビッグデータとしているのです。
この中央集権的な状態が「Web2.0」の状態であり、Web3.0ではこの状態からの脱却を目指します。
うまく説明することは難しいのですが、公園での朝のラジオ体操のようなものを考えてみてください。
ただラジオ体操をやりたい人が勝手に公園に集まって勝手に踊ってるわけで、別に強制されているわけでも誰かが主催しているわけでもない、全てを個人個人が決めるという状態がWeb3.0の世界です。
もしこの考え方が主流になれば、自分たちが作り出した世界に人を呼び込むというGAFAMのビジネスモデルは通用しなくなります。
これがWeb3.0にGAFAMが脅かされる理由です。
Web3.0については次の「世界2.0 メタバース世界の歩き方と創り方」の本で概要を掴むのがオススメです。
ただこの本序盤のメタバースに関連する内容はとても読みやすく内容も秀逸なのですが、後半の哲学的?な内容があまりに難しすぎるので、前半部分だけ読むのでも良いと思います。
まとめ
GAFAMはこうした反発や時代の流れに素直に従うのか、それとも何らかの対策を打って今後も成長を続けるのか。
もはやGAFAMによるサービスは社会のインフラとなりつつあります。
インフラたる彼らの動向は私達の日々の生活に多大なる影響を及ぼします。
またGAFAMに限らず、巨大IT企業の動向、特にM&A(買収)は今後の世界全体のトレンドを占う指標です。
世界のトレンドを事前に予測できれば、それが大きなビジネスチャンスになる可能性もあります。
これを機に皆さんもIT企業の動向に目を向けてみませんか?
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