ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻感想!!

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いやーーーついに来ました!!!

4ヶ月に一度のお祭、よう実最新刊発売です!!!!

早速読了したので感想を書きます。

私的には「9巻以降の下準備となる巻。伏線大量に貼りまくり!?」といった感じでしたが、皆さんはどう思いましたか?

皆さんの感想を頭の中に置いたまま記事を読んでいただけると嬉しいです!

それでは行きましょう!!

2年生編8巻の店舗別の特典は以下の記事から!

この記事は「ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻」のネタバレを含んでいますのでご注意ください

目次

修学旅行開始前まで

修学旅行開始まででの大きなイベントはやはり天沢・七瀬との会話、そして須藤が告白を決意したことでしょう。

須藤の告白

まずは須藤の告白から。

「今日綾小路のところに来たのは、俺のその覚悟を見届けてもらいたいからなんだよ」

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻より

カッコよすぎだろ・・・・

普通告白なんて見られたいものではないはずなのに、それをあえてこれまで相談してきた綾小路の前で行うことで、自分の感情にけじめを付けようとする、漢ですねぇ。

本当に須藤はカッコいいですねぇ。

綾小路という絶対的な主人公がいながらもここまで好きになれてしまう衣笠先生の書き方の上手さに脱帽です。

天沢・七瀬との会話

とにかく天沢は退学していなくて良かった・・この一言に尽きます。

当面は天沢は学校に残るようですし、この様子だと今後も綾小路を助けてくれる存在になりそうですね。

そして七瀬については綾小路から爆弾発言が出ました。

これについては後で考察しましょう。

また、八神の火遊びについては学校側から公表されたのが驚きでした。こういうのは公表しないイメージがあるので。

八神の手で退学させられた1年Cクラスの生徒がかわいそうな気もしますが、そこは実力至上主義ということでしょうか。

修学旅行開始

修学旅行のグループは予想していたのですが大きくハズレてしまいました。

予想
  • 堀北クラス:綾小路、櫛田
  • 坂柳クラス:橋本、坂柳
  • 龍園クラス:龍園、ひより
  • 一之瀬クラス:一之瀬、神崎
実際
  • 堀北クラス:綾小路、櫛田
  • 坂柳クラス:鬼頭、山村
  • 龍園クラス:龍園、西野
  • 一之瀬クラス:網倉、渡辺

全部外すという(笑)

さすがに橋本は入って来るかと思いましたが、まさか鬼頭だったとは・・・

山村は2年生編の4.5巻で登場していたキャラですね。網倉も1年生編のときに生徒データのようなもので一応その存在だけは出ていましたが、今巻でようやく話に登場しました。

渡辺はおそらく初めて出るキャラ・・・のはずです。違っていたらごめんなさいと。

まずはグループメンバーに焦点を当てて見ていきましょう。

鬼頭

龍園との枕投げは傑作でしたね(笑)

2年生編時の無人島試験でも宇都宮と話すシーンこそありましたが、あまり多く喋るイメージは無かったので、鬼頭自身が語るシーンが多かったことが印象的でした。

また、坂柳の側近の中では橋本が頭脳派で鬼頭が武闘派なのかと思っていましたが、鬼頭は身体能力は龍園と張り合うレベルで高いことに加え、脳筋キャラではないことも今巻での描写から見えてきました。

忠誠心も高いようで、坂柳としては最も側に欲しいタイプの人材こそこの鬼頭のような気がします。

タイプ的にはアルベルトに近いのかな?

山村

2年生編4.5巻にて登場してから今巻が久しぶりの登場、というか初セリフだったのでほぼ初と言ってもいいかもしれません。

影が薄く、人付き合いを苦手としているようですが、終盤ではやや綾小路と喋っているシーンもありましたし、今後どのような立ち位置になるのかが気になるところ。

坂柳からかなり信頼されているようで、龍園やその周りを偵察していましたが、果たしてどうなるのやら・・・

龍園に目を付けられれば今後の特別試験などで退学に追い込まれる可能性もありそう・・・

櫛田

今回でなんとヒロインレースに参戦してきた櫛田さん。

櫛田がヒロインというのはどうにも考えづらいですが、何にせよ私のひよりのライバルがまた増えてしまいました。

綾小路の中で櫛田は相当評価が高いようで、匿名のランキング付けでも上位に入れ、面と向かって好感が持てると伝えたり、龍園に対してはっきりと櫛田を退学させるつもりは無いと言い切るなどなど。

ここまで言われたら惚れてしまうのもむべなるかなといった感じでしょうか。

ただ最終的に綾小路と結ばれることはないでしょうし(というか綾小路が誰かを本当に好きになるとか絶対無さそう)、佐藤と同じあたりのポジションに落ち着くのかなーと思います。

龍園

鬼頭とのバトルが目立っていましたが、今巻ではそれ以上に良く描かれているシーンが多かった印象。

山村の手袋の話、絡まれていた西野&山村の間に入ったとこ、自由行動のうんぬんなどなど。

ただこれらは全てブラフで、龍園が甘くなったというよりかは今後のために一歩引くことを覚えたということな気がします。

綾小路も「龍園は良い感じに変わっている」的なことを言っていたので、恐らく龍園に対して良い感情を持ってしまうとしっぺ返しを喰らう未来が見える見える・・・

考察、今後の展開を予想

冒頭に述べた通り、今巻は伏線が大量放出されたので、それらを一つ一つ見ていこうと思います。

①:七瀬、天沢との会話

最初の方で言及した通り、七瀬と綾小路との間で衝撃的な話が出ました。

月城、天沢、八神の3人は綾小路を退学させるために送られてきた刺客ではなく、綾小路父も綾小路を退学させたいわけではなかったという説です。

正確には月城は本気で綾小路を退学させようとしていたわけではなく、八神と天沢については本気で綾小路を退学させようとしていた、そして綾小路をサポートする人材として七瀬も送り込まれていた、とのこと。

これには驚きでしたね・・・本当に綾小路を退学させようとしていたように思えていたので。

ただそうと分かってから思い返すと確かに不自然ではありました。

理事長代理という立場なら綾小路を退学させるだけなら簡単でしたでしょうし、教育している子供の全能力を把握しているホワイトルームの人間ならば、八神と天沢では綾小路に歯が立たないことも分かっていたはずです。

つまりは何らかの目的があったということ。

それは間違いなく「綾小路と戦わせることで綾小路という人間をさらなる高みへと押し上げること」でしょう。

ホワイトルームの中でも優秀であった八神や天沢ですら当て馬として使うあたり、どれだけホワイトルームの人間が綾小路を評価しているかが分かりますね。

こうなると1年生のときに綾小路父が高度育成高等学校を訪問したのも、綾小路を退学させるためではなく、綾小路が高度育成高等学校に残る意思があるかを確認するためだったと考えられます。

八神の独白のところで語られていましたが、八神は高度育成高等学校の教育レベルはホワイトルームのそれより遥かに劣ると感じていました。

となれば綾小路が高度育成高等学校での生活に退屈を感じ、自ら退学を選ぶ可能性もあったということ。

その兆候があるかどうかを確認するための訪問だったということでしょう。

そして七瀬は万が一にも本当に綾小路が退学することがないように、サポートさせる目的で送り込まれていたと。

確かに初めから七瀬は何を目的として行動しているのかがよく分かりませんでしたが、こう説明されると納得できますね。

ただ注意すべきはこれらは確定事項ではなく、あくまでも綾小路の推論であるということです。

まあここまで話が出たならば本当の話なのでしょうが・・・

直江派の存在が示唆

これも重要な伏線の一つだと思います。

『では続いてのニュースです。長らく療養されていた直江元幹事長が都内の病院にて亡くなりました。官邸より鬼島総理からのコメントです—–』

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻より

一見なんとない文章に見えますが、衣笠先生が無駄な文章を入れるはずもなく、この文にも必ず意味があるはずです。

ここでは直江元幹事長というのがポイント。

というのも、先日公開された2年生編0巻のあらすじ紹介にて直江派という派閥に綾小路父が属していたことが明らかになったからです。

おそらく直江仁之助という人物が亡くなった直江元幹事長なのでしょう。

ここから綾小路父が政治家、もしくはそれに関わる人間であると分かります。

今後この高度育成高等学校外での話がどうなるのかとても気になるところではありますが、ここでは考察できることがコレ以上ないのでこのあたりで。

それにしても0巻の内容が本編とも絡んでくるとは・・・これは買うしかないようですねぇぇ!!!

石上の正体が判明(ついでに神崎も)

今巻の目玉。

これまで散々その存在が匂わされてきた石上京という1年生の正体が明らかとなりました。

今巻で明らかになった石上の情報
  • 綾小路父のことを知っており、尊敬している
  • 綾小路父の息子である綾小路がどのような人間なのかを自分の目で確かめるために高度育成高等学校に入学
  • 坂柳、神崎とは顔馴染み
  • 神崎曰く天才であり、常に突飛な考えを思いつく男

ホワイトルーム生ではありませんでしたね~

伊吹が石上は鍛えているような体ではないと言っていましたが、まさしくその通りだったということ。

そして綾小路父を尊敬しているとのことで、綾小路父はどうやら社交の場では5巻で見せたような高圧的な態度は取っていないようですね。

また私は石上のいう「綾小路先生」は綾小路のお母さんのことだと考えていました。

綾小路母は、ホワイトルームのような「個」を重視する綾小路父の教育方針と対立していて、石上に「協調」を重視する高度育成高等学校を勧めたといった展開を予想していたのですが、完全に外れました。

実際には石上は尊敬する綾小路父から高度育成高等学校を勧められました。

ここから綾小路父は高度育成高等学校を高く評価している可能性が出てきました。

こうなると綾小路が七瀬に伝えていた仮説に真実味が出てきますね。

つまりは綾小路父は高度育成高等学校の教育方針を認めており、綾小路に対しても退学させることなく高度育成高等学校で学ばせようと考えていると捉えることができます。

いきなりこれまでの前提が覆るような内容が出てきましたね・・・

これだからよう実はやめられないんだよなぁ!!!

今後の予想、まとめ

よう実2年生編8巻の感想、考察をまとめました。

あとがきによると、次は8.5巻ではなく9巻であり、そして2年生編は1年生編より長くなりそうとのこと。

次巻では何が描かれるのか、個人的には生徒会長選挙が行われるのではないかと思うのですがどうでしょうか?

そろそろ次の生徒会長を決める時期ですし、今の2年生には生徒会長候補が掘北&一之瀬で2人いますからやってもおかしくなさそう。

私は綾小路と南雲の対決はそれぞれが掘北と一之瀬のバックについて代理戦争的なものをやらせ、その結果によって勝敗をつけると思っています。

その舞台として生徒会長選挙があるのではないか、と思っているのですがさすがに突飛すぎるかな?

それ以外の展開として考えられるのは龍園と坂柳による学年末試験の前哨戦、具体的には1年生編で坂柳が一之瀬に対してちょっかいをかけたようなことが描かれるのではないかと。

もしくは今回石上の正体が判明したので、盛大に3学年での特別試験を実施してバトルロイヤルとかも面白そう。

いずれにせよ次巻も楽しみですねぇ!!!

今回は以上です。

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