発売されてからもう大分時間が経ち、今更感が半端ないですが「このライトノベルがすごい!2023」の結果が出ましたので感想を。
こんな記事を読んでいる人でランキングを見ていない人はいないと思いますが、一応「このライトノベルがすごい!2023」のネタバレ?を含みますので閲覧の際はご注意ください。
ここ2年の結果
2023の結果を見る前にまずは前回と前々回の結果を確認してみましょう。
ちなみに私は今のところ文庫しか読んでおらず、単行本(大判)については読んでいないので、そちらについては語ることはできないことを始めに言っておきます。
順位 | 2022 | 2021 |
---|---|---|
1 | 千歳くんはラムネ瓶のなか | 千歳くんはラムネ瓶のなか |
2 | 春夏秋冬代行者 春の舞 | スパイ教室 |
3 | ようこそ実力至上主義の教室へ | ようこそ実力至上主義の教室へ |
4 | ミモザの告白 | 探偵はもう、死んでいる。 |
5 | プロペラオペラ | 継母の連れ子が元カノだった |
6 | お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 | 楽園ノイズ |
7 | 義妹生活 | 弱キャラ友崎くん |
8 | 探偵はもう、死んでいる。 | カノジョの妹とキスをした。 |
9 | 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん | プロペラオペラ |
10 | バレットコード:ファイアウォール | お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 |
ここ2回の結果は上記の通り。
千歳くんはラムネ瓶のなか(以下チラムネ)&ようこそ実力至上主義の教室へ(以下よう実)が圧倒的な強さを誇っていることが分かります。
2年連続ランクインしているのは、上記2作品に加えて探偵はもう、死んでいる。(以下たんもし)、プロペラオペラ、お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件(以下お隣の天使様)の3つ。
チラムネとプロペラオペラについては2021年に新作としてTOP10入りし、次の年度でもランクインしているのが流石といったところ。
新作で上位に入ったあと、次の年に順位が下がってしまうのは結構あるあるですからね・・・
お隣の天使様は2020から連続3年のTOP10ということで安定して人気ですねぇ。しかもジワジワと順位を上げています。
協力者票とWeb票について
このラノの順位を見る上で抑えておきたいポイントはこの協力者票とWeb票の存在について。
協力者票とは、ラノベについての情報発信を行っている人、大学のサークル、書店の店員さんなどの「普通の人よりライトノベルに詳しい人達」から集めた票のことです。
それに対してWeb票は、その名の通りWeb上で一般の人達から集めた投票によるポイントです。
「協力者」とは、ライトノベルに詳しい方、ライトノベルに関する情報発信者を対象とした特別枠です。通常のアンケート回答者とは別枠でポイントの計算が行われます。
— 宝島社単行本/このラノ編集部 (@konorano_jp) August 15, 2021
ライトノベルに関する情報発信、活動を行っている方、下記フォームよりご応募ください!https://t.co/XfDyKxBWLi#このラノ2022
このラノの順位はこの2つの票の合計ポイントによって決まります。
ですがこのポイントの重みには違いがあり、当然ながら多くのラノベを読まれている方達からの投票である協力者票の配点は高いです。
そして協力者票の配点が高い以上、ランキングは協力者票の影響を大きく受けます。
具体的には発売されたばかりの新作などで特に素晴らしい作品に多くの協力者の方が投票するため、新作でありながら総合ランキングでも上位に入る作品が毎年存在します。
前年(2022)の結果で言えば「春夏秋冬代行者 春の舞」は2022年から参戦の新作であり、圧倒的に協力者票が多く、Web票24.07に対して協力者票は168.75です。
それに対して「千歳くんはラムネ瓶のなか」や「ようこそ実力至上主義の教室へ」などの作品は知名度、人気共にとても高いのでWeb投票の割合が大きいです。
具体的にはチラムネはWeb票117.91に対して協力者票81.25、よう実に至ってはWeb票の135.73のみで協力者票は0です。
このようにTOP3に入る作品でもその投票の内訳は大きく異なっていることが分かると思います。
これが原因で「協力者票の配点が高すぎる」「協力者票によって全く有名ではない作品が上位に入るため、正しいランキングとは言えないなどと」と批判されることがありますが、私はこのままで良いと思います。
もしWeb票の配点が高くなれば、よう実やチラムネのような作品しか上位に入れなくなりますからね。
また、発売されたばかりでまだ知名度がそれほど高くない作品を知ることができるという意味でも協力者の方による投票はとてもありがたいです。
実際にチラムネ2021年のランキングで多くの協力者票を得てチラムネは新作ながら総合ランキングで1位を取りましたが、この結果を見て私はチラムネに出会うことができたので。
偉そうに長く語ってしまいましたが、結局のところ「ランキングはWeb票と協力者票によって決まるんだよー」というのを覚えておいていただければと思います。
次からいよいよランキングを見ていきましょう。
順位は皆さん知っているかと思いますので、基本的には感想をメインで書いていこうと思います。
10位~6位
10位から6位の順位は次の通りです。
順位 | 作品名 | 総合ポイント | Web票ポイント | 協力者票ポイント |
---|---|---|---|---|
6 | 竜殺しのブリュンヒルド | 160.02 | 32.24 | 127.78 |
7 | わたし、二番目の彼女でいいから。 | 150.97 | 42.64 | 108.83 |
8 | スパイ教室 | 141.41 | 91.41 | 50.00 |
9 | 義妹生活 | 140.43 | 140.43 | 0 |
10 | 探偵はもう、死んでいる。 | 127.11 | 127.11 | 0 |
錚々たるメンツが集まったなぁという印象ですねぇ。
スパイ教室、義妹生活、たんもしの3作品は言わずもがなの人気作品ですし、「わたし、二番目の彼女でいいから。」、「竜殺しのブリュンヒルド」については新作ではあるものの、様々なところでその名前を聞いていましたので、TOP10入りするのも納得です。
分かってはいたことですが協力者票の偏りが凄い・・・
10位:たんもし
たんもしはこれで2021から3年連続のTOP10ということで、安定した人気ですね。
アニメは評価が分かれていたようですが、原作人気は依然として高い模様。
私はあまりハマらなかったのですがまた読んでみようかな?
9位:義妹生活
これも人気作品ですねぇ。
私はYoutube漫画時代に見ていて、書籍化されてからは読んでいなかったのですが、イラストが私の最推しのHiten先生なのでずっと気になっているという。
ちなみに私はHiten先生のサイン会イベントに行くほどのファンであるということだけ言っておきます(謎マウント)
8位:スパイ教室
これまた人気作ry
2021年に新作でTOP10入りしたものの2022年はTOP10から落ちていた今作ですが、今年で復帰しました。
冬からアニメも始まりますし、今後さらに人気が加速する可能性もあるのが恐ろしい作品です。
ちなみにアニメの声優陣はとんでもないメンバーなのでPVだけでも是非見ましょう。
グレーテすこすこすこすこ
スパイ教室もたんもし同様あまり私に合わなかったので途中で読むのを辞めてしまいましたが、また読みたくなってしまった・・・
7位6位:わたし、二番目の彼女でいいから。&竜殺しのブリュンヒルド
この2作品についてはまだ読めていないのですが、どちらも非常に面白そうな作品です。
電撃文庫の新作とのことですが、PVにも相当力が入っており、電撃文庫の気合の入れようが伝わってきます。
個人的にはラブコメ最盛期のラノベ界隈において、ファンタジーやバトル系の新作はとても貴重なので、竜殺しのブリュンヒルドについては特に興味があります。
5位~3位
5位から3位の順位は次の通りです。
順位 | 作品名 | 総合ポイント | Web票ポイント | 協力者票ポイント |
---|---|---|---|---|
3 | わたしはあなたの涙になりたい | 208.79 | 40.73 | 168.06 |
4 | お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 | 188.76 | 188.76 | 0 |
5 | 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん | 168.55 | 160.22 | 8.33 |
ラブコメを筆頭に恋愛系の作品が圧倒的に強いという印象。
各作品について見ていきましょう。
5位:アーリャさん
アーリャさんは一度とんでもない話題になった後下火になったと思っていましたが、全然そんなことはありませんでしたね。
これで2年連続のTOP10入りで、しかも順位を上げていることからここからもアーリャさんの快進撃は続きそうな予感。
私は1巻だけ読んで途中で止まっているのですが続きをゆっくり読んでいこうと思います。(中途半端に読んでる作品多すぎ)
アーリャさんのアニメ化はまだ発表されていないのかな?
まあアニメ化したら相当人気出ると思いますから今後も注目の作品ですね。
4位:お隣の天使様
お隣の天使様もたんもし、義妹生活同様協力者票0ながら上位に食い込んできました。
これでお隣の天使様はまさかの4年連続TOP10入りです。
- 2020年:10位
- 2021年:10位
- 2022年:6位
- 2023年:4位
じわじわ上げてきてるよコワイヨー
この作品も冬からアニメが始まるので、その次第によっては今後さらに評価を伸ばしてくる可能性もあります。
PVの時点で神作の予感しかない・・・
しかも後述しますが、今回のランキングでここ数年上位に居座り続けたビッグタイトルがその椅子を空けるため、来年天使様が1位を取ることは十分にありうると思います。
天使様は完全に男の理想を体現した女の子であり、これほど完成された女の子は現実には存在しないという事実を教えてくれる悲しき存在でもあります。
つまり何が言いたいかというと、天使様は神。
3位:わたしはあなたの涙になりたい
新作でランクインした作品ですが、これについては本当にランキング発表時に初めて知りました。
純粋な感動系の作品のようですが、PVや試し読みの段階で既に面白いであろうことが伝わってきました。
ただストーリー展開が全く読めない・・・
君の膵臓を食べたいのように最後亡くなってしまうのか、それともハッピーエンドで終わるのか・・・
2位:千歳くんはラムネ瓶のなか
2年連続1位という快挙?を達成したチラムネが今年度は1位から陥落するという結果に。
今年の対象巻は6.5巻と7巻になるのでしょうか?
どちらも今までと変わらず面白かったものの、一旦6巻で区切りが付いたことを考えると少し人気が落ち着いたと言えるかもしれませんね。
ですがチラムネはお隣の天使様やアーリャさん同様まだアニメ化されていませんので、今後アニメ化されれば再びチラムネフィーバーが起こることは十分あると思います。
というかアニメ化されていない、アニメ化が発表されていない状況でこれほどの人気を誇る作品はかなり珍しいです。
それは小説であっても圧倒的に面白いということの裏返しでもあり、素直に嬉しい限りです。
チラムネの魅力は何と言っても裕夢先生による文章力にあると思っています。
チラムネの舞台は福井県であり、別に魔法の飛び交う異世界でもなければ、オシャレなヨーロッパ風の都市でもありません。
もちろん福井県に聖地巡礼に行った時↓はとても良い場所だと思いましたが、それでも普通の日本の街です。
そして超絶陽キャ主人公がリア充高校生活を送るというストーリーも、ラノベでは珍しいかもしれませんが特段異様な設定というわけでもありません。
そして各巻ごとのストーリーも、引きこもり同級生の救済、美少女とストーカー、進路に悩む受験生、部活での人間関係などなど・・・ドラマや漫画でしょっちゅう描かれる鉄板ネタであり、現実でも普通にありふれたテーマと言えるでしょう。
つまりチラムネのストーリーベタなんです!ベタベタのベタ!どこでもありそうなストーリーなんです!
にもかかわらずこれほど人気であるのはひとえに祐夢先生の文章力の賜物でしょう。
これ以上は長くなりそうなのでいったんここまでで。
1位:ようこそ実力至上主義の教室へ
知ってた。
まあ2位以下にこれが出ていない時点でもう確定ですよね~
特に今回は2年生編の5巻、6巻、7巻が対象になっていたでしょうから、まあこの順位も当然でしょう。
Web票トップの278.78ポイントという堂々たる人気に加えて、協力者票27.78ポイントがこの3巻の凄さを表していると思います。
というのも前回のランキングではWeb票の得票数はトップだったものの、協力者票は0であったため、今回協力者票が入っているということはそれだけ評価が高いということですね。
色々な意味で話題となったアニメ2期に加えてこのラノ1位ですから、2022年はよう実にとって間違いなく大きな1年だったと思います。
そして来年には既にアニメ3期が控えており、原作も0巻に加えて本編もどんどん面白くなっているので、当分よう実フィーバーは続くことでしょう。
よう実は語りだすと止まらなくなってしまうのでこの辺りで。
殿堂入りについて
このラノには殿堂入りという制度があります。
なんとなく意味は分かると思いますが、要は超人気作品はずっと上位に入ってしまうので、ランキングから卒業させて流動性を高めましょうという制度です。
これまで殿堂入りした作品は次の4作品です。
- とある魔術の禁書目録
- やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
- ソードアート・オンライン
- りゅうおうのおしごと!
この錚々たるメンツの中に今回なんと一気に3作品が入るという異例の事態に。
今回殿堂入りしたのは次の3作品です。
- ようこそ実力至上主義の教室へ
- 千歳くんはラムネ瓶のなか
- 本好きの下剋上
まあ順当といったところでしょうか。
この3作品はここ数年常に上位に入り続けてた作品でもありますから、殿堂入りも納得です。
特に本好きの下剋上はまったく単行本について詳しくない私でもその名前はよく目にしていたので、むしろ遅いなとすら感じました。
裏を返せば来年以降はこれらの作品がいなくなるため、上位争いはより熾烈になることでしょう。
お隣の天使様が悲願の1位を達成するか、あるいはチラムネレベルの大型新作が1位をかっさらうのか、来年のランキングは必見です!
その他のランキング、面白かった記事など
文庫本総合ランキング以外のランキングなども見ていきましょう。
ただ冒頭でも述べましたが、私は単行本は専門外なので申し訳ありませんが単行本はなしで。
キャラクター女性部門
順位 | キャラ名 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 椎名真昼 | お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 |
2 | 軽井沢恵 | ようこそ実力至上主義の教室へ |
3 | 雪ノ下雪乃 | やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 |
4 | ローゼマイン | 本好きの下剋上 |
5 | ダリヤ・ロゼロッティ | 魔導具師ダリヤはうつむかない |
6 | シエスタ | 探偵はもう、死んでいる。 |
7 | 七瀬悠月 | 千歳くんはラムネ瓶のなか |
8 | アーリャさん | 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん |
9 | 綾瀬沙希 | 義妹生活 |
10 | レーナ | 86ーエイティシックスー |
天使様が1位と・・・まあ当然ですね!!天使様だもんね!
他のキャラもよく聞く名前がしっかりランクインしている印象。
意外とスパイ教室のキャラが入っていませんが、票がバラけたのでしょうか?
ちなみにこういったキャラクター部門や後述のイラストレーター部門では殿堂入り制度はないので、人気キャラは一生上位に居座ります。
3位の雪ノ下さん、あなたのことですよ。(雪ノ下さんのことはもちろん大好きです。)
レーナが入っているのは個人的に嬉しいですね。
エイティシックスは1巻が本当に面白いので、まだ読んでいない人は絶対に1巻だけでも読みましょう。
1巻を読んでからアニメを見るとエモすぎてボロボロに泣けます(実体験)
また、TOP20にチラムネヒロインは4人(悠月、陽、明日姉、優空)ランクインしているのですが、夕湖だけ31位ということでイラストが出ていませんナンデ
ひよりは33位なのでひよりもイラストが出ていませんナンデ
キャラクター男性部門
順位 | キャラ名 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 綾小路清隆 | ようこそ実力至上主義の教室へ |
2 | 千歳朔 | 千歳くんはラムネ瓶のなか |
3 | 藤宮周 | お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 |
4 | 比企谷八幡 | やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 |
5 | フェルディナンド | 本好きの下剋上 |
6 | 久世政近 | 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん |
7 | シン | 86ーエイティシックスー |
8 | 君塚君彦 | 探偵はもう、死んでいる。 |
9 | ヴォルフレード・スカルファロット | 魔導具師ダリヤはうつむかない |
10 | 浅村悠太 | 義妹生活 |
こちらは女性部門以上に人気キャラが固定されている印象。
綾小路、千歳、八幡あたりはさすがに殿堂入りさせた方が良いのではとも思うのですが・・・
個人的には6位の久世くんが気になりました。1巻を読んだ限りではそこまで人気になるというイメージが無かったので。
そしてちゃっかり13位にいるキリトさん、さすがです。
さらにちゃっかり15位にいるお兄様、さすがです。
イラストレーター部門
順位 | イラストレーター名 | 代表作品 |
---|---|---|
1 | トモセシュンサク | ようこそ実力至上主義の教室へなど |
2 | raemz | 千歳くんはラムネ瓶のなかなど |
3 | はねこと | お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件など |
4 | Hiten | 義妹生活など |
5 | ももこ | 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさんなど |
6 | うみぼうず | 探偵はもう、死んでいる。など |
7 | 椎名優 | 本好きの下剋上など |
8 | しらび | りゅうおうのおしごと!、エイティシックスなど |
9 | しぐれうい | 幼なじみがが絶対に負けないラブコメなど |
10 | フライ | 弱キャラ友崎くんなど |
これを見ると総合ランキングとイラストレーター部門はかなり連動していることがわかります。
「この作品が好きだからこの作品のイラストを書いているイラストレーターさんも好き!」という人と「このイラスト好きだからこの作品に投票しよう!」という人の両方がいるために、かなりランキングの内訳が似通っているのだと思います。
これは別に悪いことではなくて、ライトノベルは基本的にイラストが付いているものがライトノベルですから、イラストがその作品において占める割合はそれなりにあるべきなのでこれは正しい結果だと思います。
個人的に注目したいのは2位のraemz先生。
raemz先生はアメリカ出身の方ですが、日本の四季の季節感をとても上手に捉えたイラストばかりで本当に凄いと思います。
Haru & Yuzuki pic.twitter.com/NXZZmuNpx0
— raemz – 土曜日め24b (@weee_desu) January 2, 2022
— raemz – 土曜日め24b (@weee_desu) August 16, 2022
『安達としまむら10』 pic.twitter.com/xbGbYxf9Lm
— raemz – 土曜日め24b (@weee_desu) September 4, 2021
尊い・・・本当に尊い・・・・・・・
あと今年初めて知った先生の中では25位のいみぎむる先生が印象に残っています。
最強のオリジナルアニメとして歴史に名を残した「リコリス・リコイル」のキャラデザを担当されていた方で、小説版のイラストもいみぎむる先生が書かれています。
リコリコはアニメも最高でしたが、私はやはり原作絵の方が好きでした。
やっぱりイラストレーターさんは最高ですね!
ソードアート・オンライン関連
今年のこのラノの表紙絵を飾ったのはまさかのSAO&abec先生でした。
SAOは既に殿堂入りして久しいので、そのSAOのイラストが表紙絵になるのは意外すぎました。
そしてSAOの作者である川原礫先生へのインタビュー記事がありましたが、これが中々興味深かったです。
今年はちょうどSAOが20年目、そして作中におけるSAO発売の年ということもあってインタビューされたのだと思います。
まず面白かったのがアリシゼーション編開始時の2012年頃に川原先生がこのラノ1位という結果に重圧を感じていたという話。
ぶっちゃけSAOファン100人に聞いたら少なくとも99人はアリシゼーション編が1番好きと答えそうなものですが、川原先生的にはむしろ読者が離れそうと感じていたというのはとても意外でした。
そんな不安を感じていながらも連載を続け、今では本編もプログレッシブもどちらも毎巻面白さが増しているレベルなので、川原先生の文章力、構成力は本当に国宝物です。
そして後半のVR関連の技術的な話題がありましたが、こちらは私が個人的に興味を持っている分野なので垂涎ものでした。
残念ながらSAOのようなフルダイブ技術は2022年までに実用化されませんでしたが、メタバースが今勢いを増していることを考えればフルダイブの実現もそう遠くない話かもしれませんね。
まとめ
「このライトノベルがすごい!2023」を読んでの感想などを色々書きました。
前述の通り来年のランキングは結構荒れそうな予感があるので、来年もこのラノは要注目ですね!
いつか私も協力者側で投票できるように・・・(何十年後の話なのか)
のんびりとやっていこうと思います。
今回は以上です。
このブログではライトノベルや漫画、ゲーム、パソコンなどのいわゆる「オタク」的な趣味についてオタク大学生のブログ主が適当に感想などを垂れ流す記事を書いております。よければ他の記事もご覧ください!
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