よう実0巻発売ktkr!!!!

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とうとう全人類待望の「ようこそ実力至上主義の教室へ0巻」が発売されました!!!

発売が延期されたときはこの世界終わりやと思いましたが、いざ発売されてみると本編が普段4ヶ月ごとに発売なのがこれのおかげで2ヶ月間隔になったようでむしろアリに思えてきました。

この0巻は綾小路の過去、幼少期のホワイトルーム時代を描く巻ですね。

今まで名前こそ何回も出てきたものの、ホワイトルームの詳細について語られたことはなかったのでとても大事な巻です。

正直アニメのBlu-ray/DVDの特典でなければよかったのですが、プレミア感が出るということで良しとしましょう。

私の感想としては「思っていた展開とは違っていたものの、予想と違っていてむしろ面白い」と感じました。

みなさんはどうでしたか?

遠慮なくコメント等送ってみてください。

この記事は「ようこそ実力至上主義の教室へ0巻」のネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

前半~ホワイトルーム設立の経緯~

前半部は概ね綾小路パパや周囲の人間の紹介と、どのようにしてホワイトルームの計画が生まれ、実際に稼働するに至ったのかの経緯について語られていました。

内容は想像以上にドロドロした政治の世界が描かれていて面食らいましたが、逆にここまでど直球に政治の世界を描いた作品に出会った記憶がなかったのでむしろ新鮮でしたね。

初期のホワイトルーム講師役である鈴懸、宗谷、石田の3人は全員しっかりと狂っている感じのキャラで良かった?です。

鈴懸さんなんかあまりに天才すぎて社会に受け入れてもらえない感じがありありと分かりました。

東大を主席で卒業するような人ってああいう本人スゴイのに周りがついていけないパターンの人多そう(ド偏見)

中盤~ホワイトルーム運用開始~

ホワイトルーム全体のあれこれ

いよいよホワイトルームが本格的に稼働し始めたのですが、その前に遂に綾小路ママの詳細が明らかになったのでそっちに触れておきましょう。

0巻を読む前の私の綾小路ママ予想は次のような感じでした。

綾小路ママ予想
  • 綾小路ママ自身がとても優秀な教育者
  • 高度育成高等学校の教育方針に同調している
  • ホワイトルームの「個」を重視する教育方針に反発
  • 石上を幼い頃から指導しており、石上の言う「綾小路先生」は綾小路ママのこと

結構良い予想だと思ってたんですけどねー。

結果は皆さん御存知の通りで、綾小路ママは水商売をしていた女性で、本当に子供を作るためだけの存在でした。

そしてあの感じではもう再登場することは無さそう・・・・残念。

そしてホワイトルームが稼働開始したわけですが、綾小路の受けたβカリキュラムがどの程度のものだったのか考えてみましょう。

今まででホワイトルーム内の学習でその具体的な内容が明かされていたのは次の2つくらいでしょうか。

ホワイトルームの学習
  • 中学2年生までの段階でルベーグ積分、測度論を学習
  • 10歳のときに、プロジェクト5に基づく構築理論を学習
  • 11歳のときにプロジェクト7に基づく相対性理論を学習

11歳で相対性理論を学んでいるというのはもはや意味不明ですね・・・ヤバスギィ

11歳でこれなので、おそらく高校レベルの内容は6歳くらいで学び終えてるんでしょうね。

こんなカリキュラムを作り出すのもすごいですが、ちゃんと付いていく綾小路や八神、天沢もエグいです。

雪と志郎

そしてそのβカリキュラムが導入されていた4期生の中で頻繁に名前が出てきたのが志郎でした。

雪については事前にイラストが公開されていて話題になっていましたが、やっぱり可愛いですね。

というか本編を読むと4期生は8年目に5人になって9年目の途中で綾小路のみになった様子なので、雪が脱落したのは9歳のときです。

そこから考えると雪はこのイラストの時点では6歳から8歳くらいということになります。

その年齢でこれだけ胸が発達するものですかね・・・?

別に私がロリコンというわけではないですよイヤダナーモォー

ホワイトルームによる過剰教育が原因だと思いますが・・・眼福であry

雪は途中で退場し、最後に残ったのは綾小路志郎の2人だったわけですが、この志郎はいつか再登場するのでしょうか?

見たところ最後ホワイトルームから逃げると言っている段階でもまだカリキュラムについていけてそうな雰囲気がありました。

ただ実力的には綾小路の方が数段上のようですね。

相手が120の力を出すならこちらは130を。

相手が140の力を出すならこちらは150を。

ようこそ実力至上主義の教室へ0巻より

このセリフから綾小路は明らかに力をセーブしています。

おそらく八神や天沢より少し強いくらいでしょうか?

名前に加えてイラストも出ているので、雪や志郎は今後本編でも出てくる可能性はありそうですね。

ホワイトルームの教育の果て

アメを隠すテスト、カードの絵を当てるテスト、恐らく実戦経験(殺し合い)のあるであろう黒スーツ軍団との集団戦闘・・・

ホワイトルームの教育内容はどれもユニークで面白いものばかりでした。

普段の特別試験もそうですが、こんなにユニークかつ現実にありそうな内容を言語化できるのは本当にすごいです。

そうしたホワイトルームの教育によって誕生した「綾小路清隆」という存在はホワイトルームという垣根を超えていく存在になるわけですが

その代償にほぼ感情の無い人間に成り果ててしまった・・・というのは皆さんご存知のとおりです。

大事なのは綾小路がこの状態からなぜ高度育成高等学校に入学するに至ったのか、そしてなぜ綾小路パパはそれを事実上容認しているような様子であるのか、という点です。

この辺の話については2年生編8巻の感想のとこでも色々書いているので、よければそちらも見てみてください。

話を戻して、教育者側も感情面の矯正のために手を打つ必要があると感じており、その対象に高度育成高等学校が選ばれたのは十分にあり得ることです。

それを裏付けるのは次の綾小路パパと思われるセリフ。

「だからこそ問題なんだ。ホワイトルームで今から喜怒哀楽を身に付けさせるには遅すぎる。となれば、大きく環境を変える他ない」

ようこそ実力至上主義の教室へ0巻より

このすぐ後くらいにホワイトルームが停止に追い込まれることもあり、綾小路はホワイトルームを出て一年間松雄に匿われたあと高度育成高等学校に入学することになります。

今思うとこの松雄絡みの話も明らかにホワイトルーム側の陰謀でしょう。

松雄が綾小路を匿うことで、助けてもらったことによる感謝の感情を湧起させる。

その助けてもらった松雄が自分のせいで亡くなった(恐らく亡くなっていない)と伝えることで、悲しみや後悔といった感情を呼び起こす・・・

この話を綾小路パパに告げられたときのセリフも、綾小路パパの性格を考えるとやや不自然でした。

どこの巻か忘れたのでセリフは出せないのですが、「悲しいとは思わないのか」的なことを言っており、パパは綾小路同様敗者は切り捨てられるのみ的な考えっぽいので変ですよね。

そして綾小路を「感情を獲得」することを目的として高度育成高等学校に入学させます

父親自ら退学しようとなどしていないかを確認し、月城、天沢、八神のような刺客を差し向けました。

2年生編8巻で語られていましたが、月城たちは本当に綾小路を退学させようとしていたのではなく、ある程度の試練を与える的な意味で送り込まれたのだろうと思います。

綾小路も言っていましたが、月城の立場であれば退学させるのは容易でしょうし、全ての子供の能力を把握しているホワイトルームの運営サイドが、八神や天沢では綾小路に絶対敵わないことは分かっているはずなので。

つまりは当て馬的な存在ということ

高度育成高等学校内、自らの手の内を完全に明かすことはできないなどの制約のある中で彼らの妨害を退けられるか、というテストだったのでしょう。

そして万が一綾小路が退学にならないためのサポートに七瀬も投入されたと。

また月城が来たのは1年生の終わり頃でしたが、思い返すとこのタイミングも恐らく八神、天沢、七瀬の3人を高度育成高等学校に無理矢理入学させるためと考えられます。

坂柳理事長が綾小路を独断で入学させたように、理事長であれば多少の無理は通せるので理事長代理の立場に立ったのでしょう。

ここまでの予想の裏付けになりそうなセリフも最後のページにありましたね。

今後の計画を月城と鴨川に言って聞かせる。

終始驚き続ける鴨川とは別に、月城は淡々と笑顔のまま聞き入っていた。

「面白そうなお話ですね。お仕事は歓迎します、と言いたいところですが私も歳を取りました。若い頃のようにはいかないかもしれませんよ」

謙虚なことを言ってのけるが、この男は出来ないことを引き受けたりはしない。

「おまえが適任だ。奴がどこまでやれるのか見極めたい」

「任せて頂けるのなら結構。承知しました。そちらの計画を実行される際にはご協力しましょう。後々、幾つか不足しそうな駒を用意する必要もありますね」

ようこそ実力至上主義の教室へ0巻より

うーんドンピシャ?

計画は綾小路を高度育成高等学校に入学させること、「奴」とは綾小路本人の事、そして不足しそうな駒とは八神、天沢、七瀬のことでしょう

あくまで私の予想ですが、この内容を見る限りでは合っているんじゃないかな~と思っています。(綾小路ママの予想を外した事実から目を逸らしつつ)

終盤~ホワイトルーム一時停止

なんやかんやで成功していたホワイトルームですが、直江先生が掌返ししたことで一度停止することに。

綾小路パパと直江先生、綾小路

ここで綾小路パパが直江先生への復讐を誓うわけですが、実際に動き出すのは直江先生が引退してからです。

この引退については2年生編8巻にて直江先生が亡くなったことが明かされたので、おそらく今後綾小路パパは政治の表舞台に戻ってくることになりそう。

『では続いてのニュースです。長らく療養されていた直江元幹事長が都内の病院にて亡くなりました。官邸より鬼島総理からのコメントです—–』

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻より

本編で語られることは無いかもしれませんが、本編終了後のafter story的なやつに書かれるか、あるいは2023年放送のアニメ3期のBlu-rayにまた特典小説が封入され、その中で語られるとか?

いずれにせよ現状では綾小路パパの思惑通りに進んでいるわけですが、唯一の誤算は綾小路が怪しい考えを持っていることでしょう。

全てのコントリールが上手く行っていると思わせておく方が楽なだけだ。

少なくとも今はそうしておくことが、自分にとって有益。

こちらが常に牙を研いでいる、そんな意思をこの男に悟らせる必要はない。

ようこそ実力至上主義の教室へ0巻より

いやーゾクゾク来ますねぇ!!!

綾小路はこうでなくっちゃって感じですねぇ!!

雪を冷たくあしらったシーンはうわぁって感じでしたが、こんなセリフを聞かされていまうと正直どうでも良くなってしまいます笑

石上、天沢

そして綾小路パパがパーティに参加するシーンもありましたが、ここで2年生編8巻で語られていた坂柳、神崎、石上の幼少期について詳細に描かれました。

石上は噂通りの「仲間を大事にする男」のようですね。

やっぱり「個」を重視するホワイトルームの最高傑作たる綾小路と、「協調」を重視する高度育成高等学校の教育方針を体現した石上といった対比になっているように思います。

加えて天沢の父親が描かれていましたが、高度育成高等学校の天沢は「試験管で作った赤ん坊」の方だと思われるので、今回新しく預けられる子供は天沢の妹になるはずです。

天沢が戻りたければ父親のところに戻れる的な話をしていたので、もしかしたら今後天沢の妹が出てきて・・・・といった展開もありえそうですね。

鈴懸さんの独白

鈴懸さんの独白にはグッとくるものがありました。

あれだけ狂った研究者だった鈴懸さんが自分の思いを吐露したくなるほどに綾小路が異常だったという事実に震えます。

面白かったのが次のセリフ。

もし小さなホワイトルームの教育者で留めるのではなく、日本を導く指導者として世に送り出したなら、どれだけの功績を残すのだろうかと。

ようこそ実力至上主義の教室へ0巻より

綾小路が教育者として優れていることは現在の堀北クラスの様子を見れば明らかです。

そんな綾小路を最初はホワイトルームの教育者とするはずだったのが、政治家とすることも視野に入れていると。

綾小路パパも綾小路を自分の補佐として政界に連れて行くつもりのようなので、卒業後にそうした内容が描かれることもあるかもですね。

ただ個人的には綾小路は高度育成高等学校の教師になるような気がしています。

その辺もこれから本編で描かれるのでしょうか?

「俺が生み出したあの子の最後は・・・・その死に際に幸せを掴んでいるのだろうか・・・」

ようこそ実力至上主義の教室へ0巻より

最後のこのセリフにはちょっとウルッと来ました。

狂人研究者に心配されて父性みたいな感情まで呼び起こす綾小路・・・エグいてぇ・・・・

まとめ

今回は「ようこそ実力至上主義の教室へ0巻」の感想をまとめました。

色々と予想していた内容が外れていた部分もありましたが、それ以上に面白かったのでおっけー!

石上や直江先生絡みの話、雪や志郎などの新キャラなど、今後も出てきそうな内容がてんこ盛りの巻でした。

特典小説で出すよりは本編として出すべき内容だったように思いますが・・・(だからこその0巻というナンバリングなのでしょうが)

ちなみに2年生編9巻の表紙イラストも発表されました。

網倉可愛すぎないか!?!?!?!

また特典が発表されたらまとめ記事を書こうと思います。

今後もどんどん面白さが増していくであろうよう実シリーズ、楽しんでいきましょう!!

今回は以上です。

このブログではイトノベルや漫画、ゲーム、パソコンなどのいわゆる「オタク」的な趣味についてオタク大学生のブログ主が適当に感想などを垂れ流す記事を書いております。よければ他の記事もご覧ください!

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