こんにちは!オタク大学生紅葉です!
今回は「ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編6巻」読了後の感想を書いていきます。
つい先日アニメ続編の制作が発表され最高潮の盛り上がりを見せるよう実界隈ですが、原作はいつも通りの4か月ぶりの新刊です。毎巻完成度が高いのに刊行ペースが安定しているの本当にすごいですよね。
今巻の感想を一言で表すなら「いろいろ詰まった巻」ですかね…(感想が浅い)
前回の2年生編5巻が荒れに荒れたので、今回は前半に満場一致試験の諸問題を回収、後半で体育祭と繋ぎの巻ではありますがボリューム的には結構大きかった印象。ただ急いでいる感じは無かったのでそこはさすが衣笠先生といったところ。
前回の2年生編5巻の感想は以下の記事をご覧ください。
※この記事はよう実2年生編6巻のネタバレを多分に含んでおりますので未読の方はご注意ください!
また、ただ読了後の感想をつらつらと垂れ流すだけの記事なので、ガチ考察を求めている方は他の方の記事やYouTube動画などを見ることをお勧め致します。
感想の前にちょっとだけ・・・
本編の内容とは全く関係ない愚痴なのですが、私は2月25日の発売日当日にアニメイト日本橋店にアニメイト限定版を買いに行きました。
大学生は今の時期ニート生活なので開店時間の午前11時に入店してレジに直行。これは買えたやろ!と思っていたら店員さんから「予約分で終了した」という衝撃の言葉。
アニメイト限定セットは各店舗限定版の中でも一番高いのもあってそんなに人気とは思っていませんでした。お前ら一之瀬大好きかよ・・・
その後メロンブックス日本橋店に行ってメロンブックスの限定版を購入しようかと思いましたがこちらも終了しているとのこと。
結局その後梅田に移動し何とか本命のアニメイト限定版は購入できましたが正直舐めてましたね….ここまで人気とは思っていませんでした。アニメ効果もあるのでしょうか?
私は基本的に梅田から日本橋に向かうので、今日は日本橋に行って何もすることなくとんぼ返りするだけになってしまいました。電車賃払ったのに……まあよう実が人気なのは嬉しいので許します(笑)
あらすじ
※まだwordpressの使い方に慣れておらず、とても読みづらくなってしまいました。私が頭の中を整理するために書いただけなのでスルーしてもらって大丈夫です。
おそらくこの記事を読まれる方の大半は既に読了済みだと思われるので、あらすじはざっくりと振り返っていきます。
- 満場一致試験の結果がクラスに影を落としている中、体育祭の概要が発表される。去年と比べて個人の実力を重視した体育祭なこともあり須藤はやる気を覗かせる。そして個人報酬の中には驚愕の「クラス移動チケット」なるものが含まれていた。
- 満場一致試験以降欠席を続ける櫛田、みーちゃん、波瑠加の3人を登校させるため、そして拗れてしまった人間関係を修復するために堀北、平田、綾小路が動き出す。櫛田には堀北が伊吹と共に接触、口論の末に連れ出すことに成功。みーちゃんには綾小路が接触し、みーちゃんは登校する勇気を得る。波瑠加は明人の説得によって登校してくるが、堀北と綾小路に対して復讐すると宣言し…..
- 堀北クラスがクラス内の問題に注力する裏で、着々と体育祭への準備や根回しが進んでいく。他クラスと比べ運動面における不利を自覚する坂柳クラスは猛練習を開始。綾小路を執拗に付け狙う南雲は綾小路に勝負を持ちかける。そして個人でのトップを狙う小野寺が須藤に共闘を申し出る。須藤は少し迷うもこの提案を受け、最強タッグが成立する。
- クラス内の問題が一段落ついたのも束の間、堀北は体育祭に向けた一手として龍園に協力を打診。議論は白熱するが、綾小路が坂柳を体育祭に参加させないようにするという条件のもとで両者が合意。坂柳クラスへの包囲網が形成される。
- 迎えた体育祭当日。須藤小野寺タッグや高円寺などが順調に得点を積み重ね、堀北クラスは1位に。だが龍園クラスはそれにしっかりと追従し、予断を許さない展開が続く。だが最後の団体競技で主力たちが上位を獲得し体育祭は終了する。結果は1位が堀北クラス、それに龍園クラス、一之瀬クラス、坂柳クラスと続き、堀北の望んだとおりの結果に終わる。
- 他の生徒たちが体育祭で盛り上がる中、欠席した綾小路は同じく欠席している坂柳の訪問を受ける。綾小路の最終的な目的という虎の尾を踏んでしまった坂柳は綾小路に押し倒されるが……
- 綾小路の部屋で談笑を続けていた2人に謎の人物が訪れる。その人物は以前綾小路に電話をかけたが正体を明かさなかった人物で、かつ坂柳もその人物の雰囲気に記憶があるという。
読んでみての感想~明人の独白~
まず明人の独白から始まりました。薄々感じてはいましたが。やはり明人は波瑠加を好きになっていたようです。波瑠加の孤独を許せない明人は波瑠加と共に「復讐」に加担することにしたと。
この復讐の内容が気になるぅ!クラスに大きな迷惑をかけるとのことですが、マジで何をするつもりなんですかね…..
読んでみての感想~欠席者の登校~
本文の順番とは異なりますがまずここから。3人を登校させるために綾小路と堀北が色々動きますが、ここはイラストがとても印象的でした。
櫛田と堀北がお互いのほっぺたをつねりあっているのは一見喧嘩しているように見えますが実はお互い笑顔になっていると捉えることもできますよね。もしそうであるならエモい……
みーちゃんのとこはそもそもみーちゃん自体がそこまで深刻な問題を抱えているわけではなかったので特に語ることはありませんが、あそこの軽井沢はどういうことなんですかね?シャワーとか髪の毛がストレートとか不穏な内容がありましたたがまさかすけべぇなことがあったわけではないと信じたいのですが…..
それは置いておいてもみーちゃんと軽井沢とのイラストも少し考えちゃいますよね。2人は逆方向を向いていて、まだ付き合ったことのない純粋なみーちゃんと既に男を知っている(意味深)軽井沢との対比を表していたりとか?考えすぎですかね…..
そして前者2人と対照的に描かれていたのが波瑠加で、一切光のない顔をしていました。おそらくあそこまで暗い顔にしていたのも意図的でしょうね….波瑠加はどうなってしまうんでしょうか…..
3人以外でも茶柱先生が堀北にアドバイスを送っていたところのイラスト、セリフ共に良かったですよぇ…..そして自身にとって最も大切な行事である体育祭を前にしても須藤がクラスのことを考えているのも成長を感じました。表紙もそうですが須藤が最近カッコいいのよ!
読んでみての感想~体育祭前~
まずは南雲が綾小路に勝負を持ちかけたところから。南雲の小物感がすんごいのは今に始まったことではありませんが相変わらずでしたね。ただ小物感がすごいとは言っても別に実力が無いのではなく、圧倒的な実力と実績を持っていてもなお油断をせずに自分の周りにあるカードを常に有効的に使うといった感じで、何でも1人で解決しそうな雰囲気のある堀北兄とは対照的に感じます。
ただ一之瀬を駒として使ってるのは許せん…..というか今巻での一之瀬の出番ここしかないのにアニメイトの限定版で一之瀬のアクリルプレートを出す公式はどういう神経しとるんでしょうか?
そして堀北と龍園が協定を組まないかという話に。前回の巻でも思いましたが葛城が相変わらずイイ男ですねぇ。交渉を回すのが上手いのもそうですし、ぶっ飛んだやり方を取りがちな龍園のストッパー役としても立ち位置になってますね。
そして龍園が言った堀北にとっての綾小路がリーサルウェポンである、丸腰の相手に拳銃を見せびらかしてビビらせるという表現は言い得て妙ですね。綾小路が平田に対してまず堀北に話を通してから自分に言うようにと伝えたのもそうですが、クラスの中心人物がジョーカーである綾小路に頼りすぎていることを示しているという訳ですね。
あと気になるのは佐藤に「軽井沢を退学にする方法」を伝えようとした人物ですね。この謎の人物についての情報は「身軽な身体能力」であることくらいであり、後輩であるとは思いますがそこについても若干ぼかされているので後輩ではない可能性もあります。
この人物は誰なのでしょうか?可能性としては八神が一番高そうですね。八神自身が綾小路に気づかれないようゲームをしてる的な発言をしていたので、まず綾小路の周りの人物を落とすための標的に軽井沢を選び、駒として佐藤を選ぶのは十分ありそうではあります。ただ既にホワイトルーム性であることが明かされた八神の名前を隠すのだろうかとも思うので、別の人物な気もしてくるんですよね……..
石神かとも思いましたが、石神に関しては伊吹が身体能力は大したことないと明言しているので違う気がしますし、そもそも佐藤の対応的にも女子なような気がするんですよね。
この伏線の回収は結構後になりそうな予感がするので覚えておきたいですね。
読んでみての感想~体育祭当日~
やはり体育祭当日の展開で一番気になるのは南雲の発言ですかね。
「おまえの学年に迷惑をかけることになるかもな」
「逃げた代償は他のヤツに払ってもらうしかない。そうだろ?」
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編6巻より
このセリフはどこかの特別試験で2年生及び綾小路の周りの人間を標的とした一手を打つということかとでしょう。それによって無理にでも綾小路を表舞台に引きずり出すことを狙っていると思われます。タイミング的には去年度の合宿試験のような全学年合同での特別試験が怪しいでしょうか。いずれにせよこの伏線が回収されるタイミングで南雲との戦いには決着がつきそうです。
そして今回の特別試験で須藤が更に成長を見せましたね。彼はどこまで成長するんでしょうか?もう主人公で良い気が……
そしてその須藤とタッグを組んだ小野寺は今回がイラスト初登場でしたが、とても人気の出そうなルックスをしています。そして明らかに須藤に好意を寄せているのが文章からもイラストからも伝わってきましたが、当の須藤は堀北一筋なので既に失恋しているも同然なのが悲しい….
読んでみての感想~坂柳との密談~
この巻のメインと言えるのがこの部分。とりあえず色々な事実が明かされて頭パンク寸前ですがとりあえず言いたいのは「焦り顔坂柳サイコー!!!」ですね。
今まで坂柳のあの杖でイジメられたい願望がありましたが今回で押し倒して焦らせてからの攻めという新世界への扉が開かれてしまいましたグフフ
そして綾小路は今回の体育祭を休んだ理由は表向き坂柳を参加させないためと堀北には伝えていましたが実際は静観すること、綾小路なしでクラスがどこまで戦えるかを見ることが目的だったと明かされました。これは裏を返せば来賓として来ている可能性のあったホワイトルームからの刺客については特に考慮もしていないとも捉えられるのでしょうか?もしそうならばまた綾小路カッコよすぎですが…..
その後の謎の来訪者の正体も気になるところではあります。この電話をかけてきた人物の正体予想筆頭候補としては石神でしょうか。
まず同年代、学生という条件には当てはまっており、綾小路父の来訪後に電話をかけてきたこと、星乃宮先生が一度どこかで見たことがある発言から、綾小路父と共に高度育成高等学校に来て、校内を歩いていた所を星乃宮先生が目撃した説が巷で有力であり、自分もこの説がありそうだなーと思っています。ただ仮に石神だとしてもどういう立ち位置、関係性なのかが不明なんですよね。
坂柳も綾小路も否定しているので無いとは思いますが、ホワイトルーム生だとすると運動能力が微妙なはずはないですし、そうなると3人も送り込んだホワイトルームの刺客が3人とも任務放棄してることになり、さすがにそれは考えたくないです。
坂柳が知っているということは謎の人物の親は坂柳理事長のように綾小路父やホワイトルームについて知っているほどの権力や地位にある人物ということになります。その親から事情を教えられ、そして綾小路父によって綾小路を監視するために送り込まれたのではないでしょうか?
綾小路父は綾小路のことを高く評価していますし、送り込んだホワイトルーム生が綾小路の手によって全員退学となる可能性があることも視野に入れていたはずです。そのためにもう一人綾小路に敵対せず、監視のみに徹する人間を送り込むというのは十分に考えられるのではないでしょうか?これは謎の人物自身が言った敵でも味方でもない発言とも合致します。
また、この学校において生き残るために重要であるのはやはり頭脳面です。日々の定期試験は言わずもがな、クラスや個人として立ち回っていく上でも肉体面より頭脳面が重要であることは坂柳という存在が証明しています。つまり謎の人物が石神だと仮定すると、石神は高度育成高等学校で生き残っていくために、頭脳面だけホワイトルームレベルの教育を受けたのではないでしょうか?
もしこれらの意見が正しいとすると、一つ疑問なのは綾小路の存在が悪影響を及ぼしているという発言何ですよね。南雲のことを言っているのか、八神のことを言っているのか、はたまた全く別の影響があるのか……
これ以上は迷宮にハマってしまいそうなので止めておきましょうか。
まとめ
最後には綾小路の真の目的が明かされました。
あと少しおまえの成長を見届けた後ーーーー
オレは、おまえのクラスを離れる。
今はまだ言葉にしないが、いずれ理由を堀北も知るはずだ。
そしてーーーー
きっと理解する。
絶対に勝てると確信したクラスをもってして、勝てない現実と向き合う時が来る。
オレがそれを教える。
他の誰でもない自分自身のために。
オレは、オレが勝っていればそれでいい。
オレが敵になり堀北を倒すと決めたなら、それは確定事項だ。
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編6巻より
読んだときあまりに興奮しすぎて叫びながら部屋を走り回りました。
よう実考察界隈で最も有力とされていた説とほぼ同じでしたが、それでも実際に本編において語られると大興奮ですねぇ。
綾小路が今クラスのために動いているのは、堀北のクラスを最強のクラスへと育て上げるため。そして最強となった堀北クラスの前にラスボスとして綾小路が立ちはだかり、綾小路が敗北を与えるということでしょう。それは綾小路が自分で決めたことであり、決めて戦うならば勝つということ。
綾小路のクラス移動先としては一之瀬クラスが有望株でしょうか。今回の体育祭後でとうとうDクラスまで落ちた一之瀬クラスに綾小路が入り、堀北クラスと戦うことになるのでしょうか?
ただこのセリフには続きがあり、そこが最も重要です。
だが、倒されたいと願うからこそ離れようとしている。
不確定であってほしいと願う未来がある。
答えは出ているのに、違っていてほしいという矛盾がある。
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編6巻より
ここから分かる通り綾小路は自分が勝てばいいと考えていると同時に、倒されたいとも考えています。
これについては1年生編5巻でも同様のことが語られていました。
オレ自身が敗北をすることは即ち、あの男を打ち負かすことだからな。
この自分自身に抱えた悲しき矛盾を、壊してほしいと。
そう心から思った。
ようこそ実力至上主義の教室へ5巻より
このセリフと繋がるの凄い…..5巻の発売は2017年の1月なので、実に5年ぶりの伏線回収と言えます。
ライトノベルでここまで壮大な伏線を張っているのは初めてではないでしょうか?いい意味で頭おかしいです……
綾小路の考えとしては自分が勝ってさえいればそれでいいと思っている。しかし綾小路が勝ち続けるということはホワイトルームの教育こそが崇高であると間接的に証明することになり、自分ではどうすることもできない綾小路の父やホワイトルームを打ち倒すにはその最高傑作たる綾小路自身がホワイトルーム生ではない人間によって打ち倒されるしか方法がないということ。そのために綾小路は堀北とクラスメイトを父の考えを否定するために育ててきたということですね。
ブログなので文字で勝負しなければならないのに言葉が出てきません……
もう様々な考えや感情が溢れ出てきて考えがまとまらないのでここだけはいつかの自分に感想を書くことを任せようと思います。(ここを最後に書いています)
今後の展開を予想!
まずは体育祭終了時点での各クラスのクラスポイントを見ていきましょう。
日常生活における減少分もあるのでクラスポイントは厳密には違ってくるかと思いますが、順位はおそらくこの順番になると思われます。
こうして数字にすると堀北クラスの上昇っぷりがよくわかりますね。
次の2年生編7巻ではようやく文化祭が始まると思いますが、この文化祭の結果次第では堀北クラスのクラスポイントはついに1000の大台に乗り、坂柳クラスを射程圏内に収めることになりそうですね。
逆に一之瀬クラスは単独Dクラスになりじわじわクラスポイントも離されているので何かしらのテコ入れが必要でしょう。やはり綾小路が移籍してくるのか、はたまた何らかの契機が訪れるのか、今から楽しみです。
文化祭以降の展開としては
こんな感じでしょうか?修学旅行については須藤が部活の試合で校外に出る際に厳しい監視があったと証言していたため厳しいかもしれませんが、特別試験において希望まで取っている以上は実現してほしいですね。
一応8巻とは書きましたが南雲との決着はもう少し後かもしれません。あまりに早く南雲が負けてしまうと他の3年生がクーデターを起こして学校崩壊するかもしれないので(冗談で済まなさそうなのが怖い)
まとめ
今回の巻はある意味繋ぎの巻ではあったと思いますがそれでもボリュームたっぷりでした。
よう実あるあるですが繋ぎの巻でゴリッゴリに新事実を明かしたり伏線貼りまくってくるのはさすがとしか言いようがないですね。本当に毎巻気を抜くことができないです(嬉しい悲鳴)
感想は以上です。長文ばかりで読みにくい記事ですがここまで読んでくださった皆様ありがとうございました!
このブログではライトノベルや漫画、ゲーム、パソコンなどのいわゆる「オタク」的な趣味についてオタク大学生のブログ主が適当に感想などを垂れ流す記事を書いております。よければ他の記事もご覧ください!
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